当ブログでは、オストメイトである筆者の体験をもとに、
消化器ストーマ(人工肛門)の話題を中心にオストメイトの日々の生活や
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オストメイトでも抱っこ紐は使える?ストーマを圧迫しない方法を見つけた話

暮らしと知恵

こんにちは、オストメイトブログ「ストーマライフなび」管理人のわるたーです。
今回は、「オストメイトと抱っこ紐」というテーマで、わが家が悩み、そして解決にたどり着いた体験を書いてみたいと思います。
これから赤ちゃんを迎えるオストメイトの方、すでに子育て中で「使える抱っこ紐が見つからない…」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

オストメイトになって、抱っこ紐が使えない現実

わが家では、娘が生後2か月頃から妻が抱っこ紐を使い始めました。

妻が使っていたのは、エルゴベビーの抱っこ紐です。
育児をしている方なら、一度は目にしたことがある定番の抱っこ紐だと思います。

ただ、私はというと――

一度もエルゴベビーの抱っこ紐を使うことができませんでした。

理由はとてもシンプルで、腰ベルトがストーマを圧迫してしまうからです。
私のストーマは右下腹部にあり、エルゴベビーのしっかりした腰ベルトは、すぐに「これは無理だな…」と感じるほどの圧迫感がありました。

「自分も抱っこしたい」けど、方法が分からなかった

娘が生まれたばかりの頃は、私も抱っこ紐なしで長時間抱っこしていました。
しかし、成長するにつれて体重はどんどん増えていきます。
最初は軽かった抱っこも、気づけば長時間だと腕や腰にかなり負担がかかるようになってきました。

その結果どうなったかというと、

  • 外出先での長時間の抱っこ
  • 旅行中の移動
  • 赤ちゃんがぐずったとき

こうした場面では、いつも妻が抱っこしてくれていました。

正直な気持ちを言うと、

  • 自分も娘をたくさん抱っこしたい
  • 妻の負担を少しでも減らしたい

そんな思いをずっと抱えていました。

でも、インターネットで検索しても「オストメイトでも使える抱っこ紐」について、情報はほとんど見つからず、どうすればいいのか分からない日々が続いていました。


きっかけは「抱っこ紐教室」だった

転機になったのは、妻が親子教室の企画の一つとして参加した抱っこ紐教室でした。
もともとは、エルゴベビーの使い方や悩みを相談するために参加したのですが、そこで妻が

「夫がオストメイトで、使える抱っこ紐が分からず困っている」

という話を講師の先生にしてみたところ、

講師の先生から

「個別に、いろいろな種類の抱っこ紐を体験できる教室もやっていますよ」

と教えてもらったそうです。
それを聞いて、「もしかしたら、オストメイトでも使える抱っこ紐があるかもしれない」と思い、後日予約して一緒に参加することにしました。


実際に試して分かった「使えた抱っこ紐」

教室では、本当にさまざまなタイプの抱っこ紐を試させてもらいました。

腰ベルト式、おんぶ紐兼用タイプ、ヒップシート …。

その中で、「これはいける」と感じたのが、ディディモスのベビースリングでした。

ディディモスのベビースリングがよかった理由

  • 斜めがけするのでストーマを締め付けない。
  • 布で体重を分散するため、肩・腰などへの局所的な負担がない。
  • シンプルな構造でコンパクト。

そして何より印象的だったのは、

娘がとても安心した表情で、自然と私に体を預けてくれたこと

ストーマへの圧迫感はほとんどなく、

「これなら自分でも安心して抱っこできる」

と心から思えた瞬間でした。


オストメイトが抱っこ紐を選ぶときのポイント

今回の経験から、オストメイトの方が抱っこ紐を選ぶときは、次の点がとても大切だと思いました。

  • 腰ベルトで強く固定するタイプは注意。
  • ストーマの位置を避けて装着できるか。
  • できれば実際に試着できる場所で試す。

「健常者向けに作られている育児グッズを、どう工夫すれば使えるか」は、情報が少ない分、体験がとても重要だと感じました。


おわりに|「できない」と決めつけなくてよかった

抱っこ紐について悩んでいたとき、

正直なところ、

オストメイトだから仕方ない

抱っこは妻に任せるしかない

そう思いかけていました。

でも、実際に行動してみると、「オストメイトでも使える選択肢」はちゃんとありました。

もし今、同じように悩んでいる方がいたら、

「一度、専門の人に相談してみる」という選択肢もあることを、この体験から知ってもらえたら嬉しいです。

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