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ストーマパウチが膨らむ原因と対策|バルーニングを防ぐために私がしていること

暮らしと知恵

こんにちは、「ストーマライフなび」管理人のわるたーです。

オストメイトの方なら、誰もが一度は「ストーマパウチの膨らみ(ふくらみ)」で困った経験があるのではないでしょうか。 私自身も、外出時にパウチが急にパンパンに膨らんでしまい、焦った経験があります。

ストーマパウチが膨らむ主な原因は「ガスがたまること」です。 パウチがガスで風船のように膨らむ現象はバルーニング現象と呼ばれ、そのまま放置すると、ガスの圧力によってパウチが剥がれてしまうこともあります。そのため、日常生活の中での対策がとても大切です。

今回は、私が実際に行っているストーマパウチの膨らみ対策について紹介します。

なぜストーマパウチは膨らむのか?

まずは、パウチが膨らむ原因を知ることから始めましょう。

腸内ガスの発生

腸は消化の過程でガスを発生させます。普通の生活を送っていても腸内ガスは発生しますが、特に豆類、炭酸飲料、キャベツやブロッコリーなどの食物繊維を多く含む食品を食べた後は、ガスが多くなりやすいです。

ただし、食事の影響には個人差が大きいです。私の場合、ガスの量は食事によって大きく影響せず、ビールや炭酸飲料もストーマを造る前と同様に飲んでいますが、オストメイトの方の中には、パウチがガスで膨らむのを避けるため、炭酸飲料やビールを控えている方もいます。

腸は消化の過程で自然にガスを発生させます。 普通の生活を送っていても腸内ガスは発生しますが、特に以下のような食品を摂取した後は、ガスが多くなりやすいとされています。

  • 豆類やイモ類
  • キャベツやブロッコリーなどの食物繊維を多く含む食品
  • 炭酸飲料

ただし、食事の影響には個人差が非常に大きいです。私の場合、ガスの量は食事内容による影響があまりなく、ビールや炭酸飲料もストーマ造設前と同様に楽しんでいます。 一方で、オストメイトの中には、パウチの膨らみを避けるために炭酸飲料やビールを控えている方もいます。ご自身の体調やストーマの状態を見ながら調整することが大切です。

フィルター機能の低下

ストーマパウチには通常、ガスを外に逃がすためのフィルターが付いています。 このフィルターが正しく機能していれば、日常生活で発生する腸内ガスによってパウチが極端に膨らむことはほとんどありません。 しかし、長時間の使用や排泄物の付着によってフィルター機能が低下すると、ガスが抜けにくくなり、パウチが膨らむ原因になります。

気圧の変化

飛行機や高地など、気圧が変化する環境では、腸内ガスが膨張し、パウチがふくらみやすくなります。 フィルターが正常に機能していれば、飛行機に乗っても大きく膨らむことはほとんどありませんが、フィルターが詰まっている場合、気圧の変化によってパウチが急に膨らむことがあります。

私が実践している「膨らみ対策」

最近のストーマパウチはフィルター性能が向上しており、正しく使えていれば、日常生活で発生するガスによって大きく膨らむことは少なくなっています。
そのため、私が膨らみ対策で最も意識しているのは、「フィルター付きパウチを正しく使うこと」です。
私は次のポイントを意識しています。

①ゆとりのあるズボンを着用する

ズボンやベルトでストーマパウチを圧迫すると、パウチの排泄物が下に落ちず、フィルターに排せつ物が付着し、フィルターが詰まる原因となります。 そのため、普段からウエストにゆとりがあり、ストーマパウチを圧迫しにくいズボンを選ぶようにしています。

②こまめに排泄物の処理をする

排泄物がパウチ内に溜まった状態が続くと、座ったときや横になったときにフィルターに接触しやすくなります。私は、パウチの1/3程度を目安に、溜めすぎないよう早めに処理することを心がけています。

③ 睡眠時の工夫

就寝中に排泄物がパウチ内に残っていると、寝返りなどによって排泄物が上部に移動し、フィルター詰まりの原因になります。 そのため、寝る直前には必ず排泄物を処理し、パウチを空にするようにしています。

④ パウチを早めに交換する

パウチを長期間使用すると、汚れが蓄積し、フィルターが詰まりやすくなります。 私は比較的短い間隔(2日に1回)を目安にパウチを交換しています。

④ 規則正しい食生活を心がける

私の場合、暴飲暴食をすると下痢や水様便になることが多いです。水様便になるとフィルター周りが汚れて詰まりやすいため、暴飲暴食は避け、規則正しい食生活を心がけています。

それでも膨らみが気になるときは?

ここまでの対策を行っても改善しない場合は、装具の種類を見直すことも選択肢のひとつです。
メーカーごとにフィルターの構造は異なり、ガス抜き性能にも差があります。

  • 撥水性の高い素材を使用したフィルター
  • 目詰まりしても、指で数回つまむことで通気性が回復する「通気回復フィルター」

など、特徴的な製品もあります。
医療機関やストーマ外来の看護師さんに相談すると、自分の生活スタイルに合った装具を紹介してもらえることがあります。

おわりに:ちょっとの工夫で安心感が変わる

ストーマパウチの膨らみは、見た目の問題だけでなく、外出時や人前での安心感にも大きく影響します。
私も最初は、膨らむたびに不安になっていましたが、原因と対策を知ることで、気持ちがずいぶん楽になりました。

  • フィルターを清潔に保つ
  • ガスをためにくい食生活を意識する
  • 排泄物を溜めすぎない
  • 衣服でパウチを圧迫しない

これらを意識するだけでも、日常生活の快適さは大きく変わります。同じ悩みを持つオストメイトのみなさんが、自分に合った方法を見つけ、少しでも安心して過ごせるようになればうれしいです。

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