こんにちは、「ストーマライフなび」管理人のわるたーです。
今回は「初めての○○シリーズ」として、 オストメイトになってから、初めて飛行機に乗ったときのことを書いてみようと思います。
手術から約2年。
頭では「大丈夫なはず」と分かっていても、どこか不安があって先延ばしにしていました。
そんな中、生後4か月の娘との初めての家族旅行で、北海道へ行くことに。
オストメイトになってから、初めて飛行機に乗ることになりました。
ずっと心の中に引っかかっていた「飛行機」という存在に、少し勇気を出して向き合うことになった旅でした。
飛行機に乗ることに感じていた不安
オストメイトになる前は、妻と飛行機に乗って遠方へ出かけることが、楽しみの一つでした。
オストメイトになってからも旅行を計画することはありましたが、飛行機での移動は自然と避けるようになっていました。
というのも、
- 気圧の変化で、パウチが膨らんでしまわないだろうか
- 万が一、機内でパウチ交換が必要になったらどうしよう
- 保安検査でやパウチや交換道具、サスペンダーが引っかからないだろうか
といった不安があったからです。
当日の持ち物と事前準備
飛行機で万が一パウチの交換が必要になっても慌てないよう、機内持ち込み荷物には以下のものを用意しました。
- 予備のパウチ
- ワイプタイプのリムーバー
- キッチンぺーパー、使い捨て手袋、処理用の袋
- 替えの下着
私はフリーカットのパウチを使っていますが、ハサミは機内持ち込みできません。
そのため、パウチは事前に面板をカットした状態で持ち込みました。
人によっては、消臭スプレーやウェットティッシュなども、あると安心かもしれません。
また、パウチの膨らみはフィルターの詰まりが原因になることが多いと感じているため、飛行機に乗る前日には、あらかじめパウチ交換を済ませておきました。
保安検査と搭乗時の様子
搭乗当日、いちばん気になっていたのが、保安検査でした。
ゲート通過前に、オストメイトでサスペンダーを着用していることを係員の方に伝えましたが、特に反応することもなく、スムーズに通過することができました。
また、機内持ち込み荷物に用意していた装具交換一式についても、特に確認されることはありませんでした。
構えていた分、拍子抜けするほどあっさりとした対応でした。
飛行機に乗ってみて感じたこと
フライト時間は約1時間半でした。
離陸してしばらくは、「今、パウチはどうなっているだろう」と、気になっていました。
ただ、実際にはパウチが膨らむこともなく、トラブルは何も起こりませんでした。
事前に頭の中で思い描いていたような「最悪の事態」が起きることもありませんでした。
むしろ、途中で泣いてしまった娘をあやすことに精一杯で、途中からストーマのことは、すっかり頭から抜け落ちていました。
着陸後「ストーマは大丈夫?」と妻に聞かれて、何もなかったことに、そこで初めて気づいたほどです。
初めて飛行機に乗ってみて思ったこと
今回の経験で強く感じたのは、
不安の多くは、実際に起きる前の想像だった。
ということでした。
もちろん、事前の準備は大切です。
でも、「怖いからやらない」のではなく、「怖いからこそ、備えて一歩踏み出してみる」。
そんな風に考えることで、行動できる範囲は少しずつ広がっていくのだと感じました。
これから飛行機に乗るオストメイトの方へ
もし、この記事を読んでいるあなたが
「オストメイトになってから、まだ飛行機に乗ったことがない」
そんな状況なら、ひとつ伝えたいことがあります。
きちんと準備をすれば、思っているより大丈夫なことが多い、ということです。
そして、初めての一歩を踏み出した経験は、 きっとこれからの生活の中で、小さな自信として積み重なっていくと思います。
おわりに
「初めての○○シリーズ」、 これからも少しずつ、自分の体験を書いていこうと思います。
同じように悩んでいる誰かの 「やってみようかな」という気持ちの小さなきっかけになればうれしいです。

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